学生時代の勉強会サークルが今の本業・副業に活きている話

仕事

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最近ふと、大学時代にやっていた「勉強会サークル」のことを思い出す機会がありました。当時は目の前の準備に必死で、深く考える余裕もなかったのですが、今になって振り返ると、あれが今の本業・副業のベースになっているなぁとしみじみ感じています。今日はそんな、学生時代のちょっと贅沢な経験と、それが今にどうつながっているかという話を、じっくり書いてみようと思います。

大学時代、国際課題の勉強会を企画する団体にいました

私は大学時代、国際課題について実務者の方をゲストにお迎えして勉強会を企画する団体に所属していました。今思うとかなり贅沢な経験で、外交・国際開発・ビジネスなど各分野の第一線で活躍されている方に直接お話を伺える機会を、学生の立場で作らせてもらっていたわけです。当時は「すごい人にお会いできてラッキー」くらいにしか思っていなかったのですが、今振り返るとその裏側の準備プロセスこそが、とても学びの多いものでした。

ゲストとの日程調整や企画趣旨のすり合わせ、当日までの広報活動、参加者への告知文づくり、当日の進行台本づくりなど、やることは地味な作業の積み重ねです。華やかなゲストの隣で、実際に手を動かしていたのはこうした裏方仕事でした。企画会議は週に何度もあり、「今回のテーマなら、どの分野のどんな立場の方に来ていただくのが一番参加者の学びになるか」を延々と議論していたのを覚えています。

正直なところ、当時は授業やアルバイトとの両立でかなりバタバタしていましたし、企画がうまく進まずに落ち込むこともありました。それでも辞めずに続けられたのは、単純に「自分たちで作り上げていく感覚」が楽しかったからなのだと思います。

企画運営・広報・ゲスト対応、地味だけど濃い経験

具体的には、ゲストの方にオファーの連絡をするところから始まり、テーマ設定の相談、当日までのスケジュール管理、SNSやメールでの広報、参加者とのやり取り、そして当日の司会進行まで、一連の流れをメンバーで分担しながら進めていました。私はどちらかというと、企画そのものを考える部分と、広報の文章を書く部分に関わることが多かったです。

ゲストへの依頼メールひとつとっても、「なぜこのテーマで、なぜあなたにお願いしたいのか」を丁寧に言葉にしないと、多忙な実務者の方には響きません。何度も文面を練り直しては先輩に添削してもらい、少しずつ「伝わる文章」の感覚を掴んでいった記憶があります。広報についても、SNSでの告知文一つで参加申し込みの数がまったく変わってくることを、身をもって学びました。

今思えば、この経験は「誰かに仕事を依頼して、期限までに形にしてもらい、それを発信する」という一連の流れの縮図でした。社会人になってから経験する仕事の多くが、実はこの構造の応用だったりします。当時は必死すぎて気づいていませんでしたが、今振り返ると見事に今の働き方の練習になっていたなと思います。

「言われたことをやる」より「自分で考えて進める」ほうが好きだと気づいた

この団体での活動を通して、自分についてひとつ大きな発見がありました。それは「指示されたことをこなすより、自分で企画を考えて進めていくほうが性に合っている」ということです。決められたタスクをただ処理するのではなく、「このテーマなら誰をゲストに呼ぶか」「どう告知すれば興味を持ってもらえるか」を自分の頭で考えて形にしていく過程が、単純に楽しかったんですよね。

逆に言うと、決められたマニュアル通りに正確にこなすタイプの作業は、そこまで得意でも好きでもないということにも同時に気づきました。これは自己分析としてはかなり大きな発見で、その後の就職活動でも「裁量を持って企画・提案できる環境かどうか」を無意識に軸として持っていました。

これは就職活動のときにもうっすら軸として持っていましたし、今の仕事選びにも地味に影響しています。本業でITを使ったものづくり教室のスタッフをしているのも、副業でベンチャーのコンサルティングに関わっているのも、根っこには「自分で企画・提案しながら進められる仕事がしたい」という感覚があります。

本業のものづくり教室でも活きている「企画する視点」

本業では、Scratchやそれに近いビジュアルプログラミングを使ったロボット作り、Python、3DCGモデリング、Unityを使ったゲーム作りなど、子どもたちにITを使ったものづくりを教える仕事をしています。授業を組み立てるときも、ただテキスト通りに進めるのではなく「今日はどういう順番で説明すれば理解しやすいか」「どんな声かけをすればつまずいている子が前向きになれるか」を都度考えながら組み立てる必要があります。

特に3DCGモデリングやUnityでのゲーム作りは、生徒によってつまずくポイントも興味を持つポイントもバラバラです。ある子はキャラクターの見た目にこだわりたいし、別の子はとにかく動かして遊びたい。その子の興味に合わせて説明の順番や例えを変える必要があり、これはマニュアル通りにはいかない部分です。

これはまさに、学生時代に勉強会の内容を組み立てていた感覚と同じです。ゲストの話を「どの順番で聞けば参加者の理解が深まるか」を考えていたのと、授業の展開を考えるのは、驚くほど似ています。相手(参加者・生徒)の目線に立って設計するという意味では、ジャンルが変わっても本質は同じなのだと感じています。

副業のコンサルティングでも、あのときの「広報」経験がベースに

副業ではベンチャーのコンサルティング会社に関わっていて、企業のコンサルティング業務のほか、Webサイト制作や広報のクリエイティブ作成、ニュースレターの制作などにも携わっています。本業と副業のバランスについて書いた回でも触れましたが、副業を始めてから、本業だけでは得られない視点がたくさん増えました。

特に広報周りの仕事は、学生時代に勉強会の告知文を書いたり、SNSでの発信を考えたりしていた経験がそのまま活きています。「どう書けば興味を持ってもらえるか」「誰に向けて発信するのか」を考える基礎体力は、あの頃に鍛えられていたんだなと、今になって実感します。コンサルティングの提案資料を作るときも、「相手にどう伝われば納得してもらえるか」を考える点は、勉強会のゲスト対応や広報文づくりと地続きです。

ニュースレターの文面を考えるときも、無意識に「勉強会の告知文だったらどう書くか」を思い出しながら組み立てていることがあります。当時培った「伝わる文章とは何か」という感覚は、businessの言葉に変わっても案外そのまま使えるものだなと感じます。

企画運営やファシリテーションを学び直したくて、本を読み返しています

最近、当時の感覚を思い出しながら「もう少し体系的に企画運営やファシリテーションを学び直したいな」と思うようになり、関連書籍を読み返したりしています。当時は感覚と勢いでやっていた部分を、今の自分の言葉や知識で言語化し直す作業は、なかなか面白いものです。気になる方は楽天でファシリテーションの本を探すのもおすすめです。学生時代の自分に「これ読んでおくと後々役立つよ」と教えてあげたいくらいです。

読んでいると「あ、これ当時感覚でやってたやつだ」という発見が多く、答え合わせをしているような感覚になります。逆に「これは当時できていなかったな」という反省点も見えてきて、副業のコンサルティング業務にもフィードバックできそうな学びがいくつもありました。

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また同じような「勉強会」を作りたい野望がある

実は今でも、当時のような形で勉強会企画をまた作りたいという野望がひそかにあります。専門家をゲストに招いて、参加者と一緒に学べる場をつくる。あの緊張感と充実感を、大人になった今の視点でもう一度味わってみたいという気持ちです。

社会人になってからのほうが、業界の人脈も広がっているし、企画を組み立てる経験値も上がっています。学生の頃よりもずっと面白い企画が作れるのではないか、という期待も正直あります。アラサーになって考え出したお金との付き合い方を書いた回でも触れたように、年齢を重ねるごとに考え方が変わってきた部分と、逆に変わらず持ち続けている「作りたい」という気持ちの両方があるのが面白いところです。

ただ、これは一人ではとてもできない規模の企画です。ゲストへの依頼、広報、当日の運営など、どれも複数人での分担が前提になる作業ばかりだからです。なので今のところは「いつか仲間を見つけて、また似たような場を作りたい」という野望を温めている段階です。もし興味を持ってくれる方がいたら、ぜひ声をかけてほしいくらいの気持ちでいます。

当時のメンバーとは、今もゆるくつながっている

この団体で一緒に活動していたメンバーとは、卒業してからも細く長く連絡を取り合っています。就職先も業界もバラバラになったのに、たまに集まると「あの企画のときの裏話」で盛り上がれるのは、あの数年間を一緒に必死で乗り越えた仲間だからこそだと思います。

面白いのは、社会人になってからそれぞれの分野で得た知見を持ち寄って話すと、学生時代とはまた違う角度で刺激をもらえることです。コンサルティング業界に進んだ人、国際機関で働いている人、まったく畑違いの仕事に就いた人。それぞれの立場から見た「今の社会」の話を聞けるのは、単純に楽しいですし、自分の視野を広げてもらえている感覚があります。

こうしたつながりは、意識して作ろうとしてもなかなか作れるものではありません。あの頃、しんどい思いをしながらも一緒に企画をやり遂げた経験があったからこそ生まれた関係性なんだろうなと、今になってありがたく思います。

学生時代の経験は、形を変えて今も生き続ける

こうして振り返ってみると、学生時代の勉強会サークルでの経験は、今の本業でも副業でも、形を変えながらしっかり生き続けていることに気づきます。「企画を考えるのが好き」という自分の性質を知れたこと、広報や運営の基礎を実践で学べたこと、そして「相手目線で設計する」という視点を身につけられたこと。どれも今の仕事の土台になっています。

社会人になると、学生時代の経験なんて「若気の至り」くらいに思ってしまいがちですが、案外そうでもないなと思います。むしろ、あの頃夢中になってやっていたことの中にこそ、自分の得意なこと・好きなことのヒントが詰まっているのかもしれません。もし今この記事を読んでいる方の中に、学生時代の部活やサークル活動を「ただの思い出」で終わらせている人がいたら、一度棚卸ししてみると、案外今の仕事につながるヒントが見つかるかもしれません。

今日はちょっと懐かしい話でしたが、こういう「昔の経験が今につながっている」系の気づきは、書き出してみると自分でも新しい発見があって面白いです。関連する仕事や副業の話は他の記事でも書いているので、気になる方はあわせてどうぞ。

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気づいたらアラサー突入! 新卒1年目から本業×副業をしているkomichiです。「自分のできる範囲で地道にコツコツ」をモットーに日々を生きています。 ぐーたら生きつつ、でも堅実にでも享楽的に

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