本業×副業のバランス|ベンチャーで副業してみてわかったこと

仕事

こんにちは、ぐーたらしたい気持ちと、でもちゃんと稼ぎたい気持ちの間で日々揺れているわたしです。今日は、わたしの働き方——いわゆる「本業と副業の二足のわらじ」について、正直なところをお話ししてみたいと思います。キラキラした副業成功談ではなく、あくまで等身大の、「無理せず続けるためにどうしているか」というリアルな話です。同じように本業を持ちながら副業に興味がある方や、すでに二足のわらじで少し疲れ気味な方の、ちょっとした参考になれば嬉しいです。

わたしの本業と副業、それぞれの顔

まず、わたしがどんな働き方をしているのかを簡単に紹介させてください。本業は、ITを使ったものづくり教室のスタッフです。子どもたちにプログラミングやものづくりを教えるお仕事で、これがなかなかに楽しくて、自分の性に合っているなと感じています。そして副業として、ベンチャーのコンサルティング会社にも関わっています。こちらでは企業のコンサルティングのお手伝いをしつつ、Webサイトの制作や広報のクリエイティブ作成、ニュースレターの運用など、わりと幅広く手を動かしています。

こうして書き出してみると、まったく毛色の違う二つの仕事をしているように見えるかもしれません。実際、教室で子どもと接している自分と、パソコンに向かってコンサルの資料を作っている自分とでは、使っている頭の場所がぜんぜん違う感覚があります。でも、この「違うからこそ」のバランスが、意外と自分には合っているようなのです。

たとえば、教室での仕事は基本的に人と向き合う時間です。子どもたちの反応を見ながら、その場その場で教え方を変えたり、うまくいかずに悔しがっている子を励ましたり。体力も気力も使いますが、目の前で「できた!」という顔を見られる喜びがあります。一方、副業のコンサルやWeb制作は、じっくり一人で考えたり手を動かしたりする時間が多め。静かに集中して何かを積み上げていく感覚は、また別の満足感があります。この「動」と「静」のような二つのリズムを行き来することで、どちらか一方に偏りすぎず、気持ちの新陳代謝ができているのかもしれません。

二足のわらじの、正直しんどい部分

もちろん、いいことばかりではありません。二足のわらじには、それなりにしんどい部分もあります。いちばん大きいのは、やはり時間と体力のやりくりです。本業を終えたあとに副業の作業をする日もあり、そういう日はどうしても夜が遅くなりがちです。ぐーたらが信条のわたしとしては、「あれ、今日一日ずっと働いてない?」という日があると、さすがにぐったりしてしまいます。

それに、頭の切り替えも案外エネルギーを使います。教室モードからコンサルモードへ、あるいはその逆へと気持ちを切り替えるのは、慣れてきた今でも少し疲れる作業です。どちらも中途半端になってしまわないように、という緊張感も常にあります。二つの仕事に対してそれぞれ責任がある以上、「片方が忙しいからもう片方は手を抜く」というわけにはいかないんですよね。

正直に白状すると、始めたばかりのころは、この切り替えがうまくできずに失敗したこともありました。副業の締め切りが頭から離れなくて、教室で子どもと接している最中にふと上の空になってしまったり、逆に教室での出来事を引きずったまま副業の作業に入って、まったく集中できなかったり。両方に全力を注ごうとしすぎて、結局どっちつかずになってしまう、という悪循環にはまっていた時期もあります。そのころは、休日もなんとなく仕事のことが頭にあって、心から休めていなかった気がします。この反省があるからこそ、今は「切り替えのための余白」を意識的に作るようになりました。

それでも続けているのは、相互に活きるから

じゃあなぜ、しんどいのに続けているのか。理由はいくつかありますが、いちばん大きいのは「二つの仕事のスキルが、お互いに活きる感覚」があるからです。これは始める前には予想していなかった、嬉しい誤算でした。

たとえば、副業のWeb制作や広報の仕事で身につけたデザインの感覚は、本業で同じクリエイターとしてお子さんと関われることにも繋がります、また保護者向けのお知らせを書いたりするときに自然と役立ちます。逆に、本業で子どもたちに「どう説明したら伝わるか」を毎日考えていることは、副業でクライアントに何かを説明するときの分かりやすさにつながっている気がします。一見バラバラな二つの仕事が、自分の中では地下でつながっているような、そんな感覚があるんです。

この「スキルの相互作用」に気づいてから、二足のわらじが単なる負担ではなく、自分を多面的に育ててくれる場なのかもしれない、と思えるようになりました。片方だけをやっていたら気づけなかったであろう自分の強みや弱みが、二つを行き来することで見えてくる。それは思いのほか面白い体験です。

もうひとつ、副業を通してITまわりのスキルが伸びたことは、本業にも思わぬ形で還元されています。Web制作やニュースレターの運用をするなかで、ちょっとした自動化やツールの使い方を覚えたのですが、それが教室での事務作業を効率化するのに役立ったりするんです。子どもたちに「ITでこんなことができるよ」と教える立場として、自分自身が実際にITを使って日々をラクにしている、というのは、なんだか説得力にもつながっている気がします。教える内容が机上の空論ではなく、自分の生活に根ざしたものになる。これは副業をしていなければ得られなかった感覚だと思います。

「ぐーたら」と「堅実」のあいだで

わたしの中には、いつも二人の自分がいます。ひとりは「できることなら一日中ごろごろしていたい」というぐーたらな自分。もうひとりは「でも将来のことを考えると、ちゃんと稼いで備えておきたい」という堅実な自分です。この二人は、しょっちゅう心の中で言い合いをしています。

副業をしていると、この二人のバランスがとても大事になってきます。堅実な自分の声ばかりを聞いていると、どんどん仕事を詰め込んでしまって、いつか電池が切れてしまいます。かといって、ぐーたらな自分に全部を明け渡してしまうと、今度は何も進まなくて将来が不安になる。だから、両方の声にちゃんと耳を傾けて、「今日はここまで頑張ったから、あとはゆっくりしよう」と自分で折り合いをつけることを大切にしています。

面白いもので、この二人の自分は、どちらが正しいというわけでもありません。ぐーたらな自分がいるおかげで、無理をしすぎてつぶれる前にブレーキをかけられますし、堅実な自分がいるおかげで、だらけきってしまう前にエンジンをかけられる。両方が心の中にいるからこそ、極端に振れずにいられるのだと思います。以前は「ぐーたらな自分」を少し恥ずかしく思っていた時期もあったのですが、今ではこの二人がいる自分を、わりと気に入っています。

わたしにとって理想なのは、堅実に働きつつも、享楽的な楽しみもちゃんと確保する生き方です。稼ぐために生きているわけではないけれど、やりたいことを楽しむためにはある程度の余裕も必要。そのちょうどいい塩梅を探し続けているのが、今のわたしなのだと思います。

たとえば、副業でちょっと余分に稼げた月は、その分を「頑張ったごほうび」として、行きたかったお店でごはんを食べたり、気になっていたものを買ったりします。この「働いた成果が、ちゃんと楽しみに変わる」という実感が、わたしにとってはすごく大事なんです。ただ通帳の数字が増えるだけだと、なんのために頑張っているのか分からなくなってしまう。稼ぐことと楽しむことがつながっていると、副業のしんどさも「まあ、あれのためだしな」と思えて、不思議と乗り越えられたりするんですよね。ぐーたらと堅実と享楽、この三つを行ったり来たりしながら、自分なりのバランスを取っています。

無理しない範囲で副業を続けるコツ

ここまで読んで、「副業って大変そう」と思った方もいるかもしれません。でも、無理をしすぎないためのコツのようなものも、少しずつ分かってきました。わたしなりに気をつけていることを、いくつか挙げてみます。

  • 「今日はやらない日」を意識的に作る。休むことも仕事のうちだと考える
  • 本業に支障が出そうなときは、副業のペースを遠慮なく落とす。優先順位をはっきりさせておく
  • 効率化できる作業は、ツールやAIに思いきって任せてしまう
  • 「稼がなきゃ」ではなく「これができたら面白い」を原動力にする

特に最後の「面白いを原動力にする」というのは、続けるうえでかなり効いている気がします。義務感だけで副業をやっていると、しんどさが勝ってきて長続きしません。でも、「このスキルを身につけたら次はこんなことができそう」というワクワクがあると、多少大変でも前向きに取り組めるんですよね。

それから、「休むことも仕事のうち」という考え方は、意識しないとつい忘れてしまいます。真面目な人ほど、休むことに罪悪感を持ってしまいがちです。でも、電池が切れて動けなくなってしまったら、結局は本業にも副業にも迷惑がかかります。だから、あえて予定を入れない日を作って、その日は思いきりだらだらする。そうやって回復の時間を確保することも、長く続けるためには欠かせない「投資」なのだと、最近はようやく思えるようになりました。ぐーたらするのは怠けではなく、次に動くための充電なんだ、と自分に言い聞かせています。

これからの働き方について思うこと

正直なところ、この先ずっと今の二足のわらじを続けるのかは、自分でもまだ分かりません。ライフステージが変われば、働き方も自然と変わっていくものだと思います。でも、今この瞬間に関して言えば、本業と副業の両方があることで、自分の世界が広がっているのは確かです。

どちらか一方だけだったら、きっと視野がもっと狭くなっていたと思います。二つの現場を持っているからこそ、片方で行き詰まってももう片方で気分転換ができたり、違う角度から物事を見られたりする。この「逃げ場が複数ある」という感覚は、精神的な安定にもつながっている気がします。全部の卵をひとつのかごに入れない、というのは、働き方においても案外大事なのかもしれません。

それに、今は変化の早い時代です。ひとつの仕事や会社にすべてを預けきってしまうのは、ちょっと心もとない気もします。だからといって不安に振り回されるのではなく、「複数の場所に自分の居場所と役割を持っておく」ことで、自然と心の余裕が生まれる。副業は、単にお金のためだけでなく、こうした「心のセーフティネット」としての意味も大きいのだと、続けるうちに感じるようになりました。もちろん、無理に副業をしなければいけないわけではありませんが、興味があるなら小さく始めてみる価値は十分にあると思います。

まとめ:自分にとっての「ちょうどいい」を探す

今回は、本業と副業の二足のわらじについて、しんどさも含めて正直にお話ししてみました。大変なことも確かにありますが、スキルが相互に活きる面白さや、逃げ場が複数あることの安心感など、続けているからこそ得られるものもたくさんあります。

大切なのは、誰かの正解をそのまま真似することではなく、自分にとっての「ちょうどいい」を探し続けることなのだと思います。世の中には「副業で月◯万円!」といった華やかな話がたくさんありますが、それが自分に合っているとは限りません。人それぞれ体力も、大事にしたいものも、心地よいペースも違います。だからこそ、他人のものさしではなく、自分の感覚を頼りに調整していくことが何より大事なのだと感じています。ぐーたらしたい気持ちと堅実に稼ぎたい気持ち、その両方を抱えたまま、無理のない範囲でゆるゆると続けていく。それがわたしなりの、二足のわらじとの付き合い方です。同じように働き方に悩んでいる方が、少しでも肩の力を抜けるきっかけになれば嬉しいです。それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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気づいたらアラサー突入! 新卒1年目から本業×副業をしているkomichiです。「自分のできる範囲で地道にコツコツ」をモットーに日々を生きています。 ぐーたら生きつつ、でも堅実にでも享楽的に

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